既婚男性を愛して不倫関係を築くのは女性にとって許されざる行為ですが、興味を持つ女性も少なくありません。
事実、不倫関係のドロ沼劇はドラマや映画の題材にもなるほどで、興味を持って不倫関係を築いてしまった挙げ句、男性に依存してしまって抜け出せないパターンが多いのです。
考えてみるとこれは不思議な現象で、なぜダメとわかっていても抜け出せず、禁じられた男女関係を続けてしまうのでしょうか。
ここでは、不倫相手への依存に悩む女性の心理について解説します。
また、実際に依存から抜け出す方法についても解説するので、ぜひ読んでみてくださいね。
不倫相手への依存に悩む女性の心理
不倫関係を築いた理由が何であれ、不倫相手となる男性に依存してしまっている女性には、次のような心理が働いています。
「現在」だけ見て「未来」を考えていない
不倫相手への依存に悩む女性は、現在だけ見て未来を考えていません。
「今が楽しければ良い」というのは酷く幼い心理に思えますが、その楽しさがあまりに魅力的なものだとすれば、大人の女性でもそんな幼い心理に陥ってしまうことがあります。
そもそも冷静になって未来を考えられる心理状態なら、不倫関係が発覚した時の代償の大きさを想像できるはずです。
そんな大きな代償があるにもかかわらず不倫相手の男性に依存してしまうのは、代償を恐れていないのではなく代償を考えていないのです。
とはいえ、不倫自体はダメな行為だとわかっているため、依存することに対して悩みます。
「女」を実感できている
不倫関係といってもパターンはさまざまで、既婚女性が夫以外の男性と男女関係となって依存してしまう場合は、「女」を実感できている心理が考えられます。
これは不倫相手の男性に依存する心理として最もわかりやすく、
- 子どもが生まれて「母親」としか見られなくなった既婚女性
- 結婚生活の長さが原因で愛情ある言葉をかけてもらえなくなった既婚女性
などに多いパターンであり、男性からの「キレイ」「可愛い」「好き」といった言葉に「女」を実感でき、その嬉しい気持ちが依存につながってしまうのです。
とはいえ、未来においてその男性と幸せになれることはなく、それが分かっているからこそ依存している現状に悩んでしまいます。
心地良さを感じている
不倫相手の男性と一緒にいる時間に心地良さを感じてしまい、その心地良さを失いたくなくて依存するケースがあります。
この場合、女性は日常生活で自分をさらけ出すことができず、窮屈な毎日を送っています。
これはとくにイメージを気になる女性に多い傾向があり、
- 大食いだけど恥ずかしくて言えない
- ゲームが好きだけどマニアだと思われるのが嫌で言えない
- 性欲が強いけど淫らな女だと思われそうで言えない
例えばこのような本音を隠している女性もいるでしょう。
そんな心理状態の中で自分をさらけ出して本音を出せる既婚男性と出会ったら、不倫関係に陥ってしまうだけでなく、本音を出せる心地良さから抜け出せず依存してしまいます。
不倫相手の男性を失いたくない
依存とは、言い換えれば「止めようと思っても止められない中毒状態」です。
男女関係の言葉に置き換えれば「離れようと思っても離れられない状態」で、愛情が一定の度合いを超えてしまうことで依存へと陥ります。
女性がそれほど不倫相手の男性を愛してしまう可能性もゼロではなく、愛していけない相手と分かっていても愛する気持ちを抑えきれず、ドロ沼の不倫関係を続けてしまうのです。
もちろんその現状が良くないことは自覚しているため女性は悩み、それでも男性を失いたくない気持ちが勝ることで依存が続いてしまいます。
不倫相手への依存に陥りやすい女性の特徴
現在不倫していない女性は、このような記事を読んでも「私には関係ない」と思うことでしょう。
確かに現状では関係ないかもしれませんが、未来においてはわからず、もしかすると不倫相手への依存に陥りやすい一面を持っているかもしれません。
というのも不倫相手への依存に陥りやすい女性には共通した特徴があるのです。
現状の日常生活につまらなさを感じている
日常生活に対する不満の類はさまざまで、
- お金がない
- 仕事が忙しくて自由な時間が少ない
- 騒音問題で悩んでいる
など、全てのパターンを挙げれば何千何万もの種類の不満があるでしょう。
そんな不満の中で不倫相手の男性に依存しやすいのは、「つまらない」と感じている女性です。
日常生活に対して「つまらない」と不満を持つ女性は刺激に惹かれますから、既婚男性と不倫関係を築くことは最高の刺激となってハマりやすいのです。
客観的に物事を見つめるのが苦手
客観的に物事を見つめるのが苦手な女性も、既婚男性と不倫して依存しやすいタイプに含まれます。
というのも、そもそも客観的に物事を見つめることができる女性なら、既婚男性を相手にしたドロ沼の不倫関係に興味も示さないからです。
- 所詮既婚男性はいざとなった不倫相手の女性よりも家族を優先する
- 既婚男性が不倫するのは妻以外の女性とセックスしたいから
- 既婚男性とドロ沼の不倫関係を続けてもいつかは終わる
いずれも既婚男性との不倫関係における当然の事実ですが、その当然の事実に気づくためには、客観的に物事を見つめる必要があります。
例えば既婚男性に「愛してる」と言われた時、客観的に物事を見つめることができれば、状況的に考えてウソだと分かるため、不倫関係に陥ることはないでしょう。
甘い言葉に弱い
甘い言葉に弱い女性は、不倫相手の男性に依存しやすい傾向があります。
女性との不倫関係を狙う男性のアピール方法は「言葉」ですが、正確に言えば「言葉しかアピール要素がない」というのが事実です。
なぜなら家族がいる以上は行動でアピールできず、女性がいくら「会いたい」と訴えたところで、電話すらかけることができません。
その意味では、既婚男性が口説いて成功する対象は甘い言葉に弱い女性に限られており、逆に言えば甘い言葉に弱い女性ほど不倫相手の男性に依存しやすいのです。
過激なセックスを経験したいと思っている
過激なセックスに憧れる女性は不倫相手の男性に依存しやすく、これは憧れどおりのセックスを体験できるのが理由です。
そもそもドロ沼の不倫関係において男性が本気で女性を愛しているケースは少なく、分かりやすい例として出会い系を使う既婚男性はセックスが目的ですよね。
この場合男性は、女性に対して愛情のない性欲解消だけが目的のセックスをする傾向があり、分かりやすく表現するなら「アダルト動画のような過激なセックス」です。
このため、過激なセックスを経験したい女性と身体の相性が良く、女性は不倫相手の男性とのセックスにハマりすぎて依存してしまいます。
セリフ調で表現するなら、「もうこの人とのセックスでしか私の身体は満足できない」という状態です。
不倫相手ではなく不倫そのものに依存している可能性
男性と不倫関係になり、その男性に依存して悩んでいる女性は、男性に対してではなく不倫そのものに依存している可能性もあります。
というのも女性によっては不倫に憧れを抱くケースもあり、相手の男性がどうこう以前に、不倫していること自体に魅力を感じてしまうのです。
この場合、女性の依存の対象は「男性」ではなく「不倫」であり、そこまで不倫関係・不倫行為に依存してしまうのは、不倫における4つの要素が女性にとって絶大な魅力となっていることが考えられます。
背徳感がたまらない
不倫そのものに依存する女性は背徳感を魅力に感じているケースが多く、イケない恋をしていることが刺激となり、通常の恋愛以上にハマッてしまいます。
背徳感とは「モラルに反した行為をした時に感じる後ろめたさ」という意味で、本来なら背徳感の先にある感情は罪悪感です。
しかし、背徳感に魅力を感じる女性はその先に罪悪感ではなくスリルを求めており、バレてはいけない恋をすることに対するドキドキを堪能したいのです。
実は男性もこれと似た一面を秘めていることが多く、「デート」よりも「密会」のワードに惹かれるのではないでしょうか。
女性としての自信が持てる
女性が不倫そのものに依存する原因として多いのが、女性としての自信が持てることです。
男性と不倫関係になればセックスを求められるようになるため、脱毛によるムダ毛処理やダイエットによるスタイル作りなど、キレイになるための努力をしますよね。
このような努力はいわば自分磨きであり、女性としての自信が持てる要素となるのです。
実際、40代の既婚女性が20代の男性からセックスを求められたことで女としての自信が高まり、男性と不倫関係に陥ってしまうのは不倫あるあるのパターンです。
愛情を実感できる
決して不倫を支持するわけではありませんが、おそらく男女が交わす言葉だけで判断すれば、不倫は通常の恋愛以上にロマンチックです。
そして、そのロマンチックな関係と雰囲気にハマり、女性が不倫に依存してしまうケースがあります。
大半の不倫では男性が女性を愛しておらず、セックスしたくて女性をその気にさせるために甘い言葉を連発します。
そもそも「好きだよ」「愛している」といった言葉は、本当に愛する女性に対しては照れ臭くて言いづらく、一方で何とも思っていない女性には平気で言えるのが男性心理です。
つまり不倫関係における男性の言葉は九分九厘ウソなわけですが、それでも甘い言葉による愛情を実感したいがために不倫に依存してしまう女性もいるのです。
性欲を満たせる
恋人や夫婦間でのセックスレスはありますが、不倫関係の男女においてセックスレスはなく、むしろセックスしたくて不倫する男性が多いくらいです。
これは女性にとっても性欲を満たせる点でメリットとなり、セックスレスに悩む妻が夫以外の男性とドロ沼の不倫をしてしまうのはありがちなパターンですよね。
もちろん女性にだって性欲はありますから、仮に女性が既婚でセックスレスなら、性欲を満たすために不倫の男女関係を築いてしまう可能性はあるでしょう。
実際、アダルト要素のある出会い系はそれを感じさせる人妻からの書き込みで溢れており、男性に依存するのではなく、「セックスできる不倫の男女関係」に依存してしまうのです。
不倫相手への依存から抜け出すには?
残念ながら不倫相手の男性に依存することに対してメリットはなく、実際に依存してしまっている女性がいるなら、いち早く男女関係を解消して依存から抜け出すべきです。
そこで、不倫相手と男女関係を解消して依存から抜け出す方法を解説します。
不倫するきっかけとなった原因や問題を解決する
そもそもなぜ不倫してしまったのか、その原因や問題の解決方法を考えてみましょう。
例えば寂しさが原因で不倫した場合、不倫以外の寂しさを紛らわす方法を探してみてください。
起こっている問題を解決するには、その問題が発生した原因を究明して解消するのが基本であり、不倫するきっかけとなった原因や問題が解決すれば、不倫する意味がなくなります。
親しい友人に相談する
不倫の男女関係に依存して悩んでいる現状を、親しい友人に相談してみてください。
この方法の利点は、友人という第三者の視点で不倫の男女関係に依存している現状を見つめられることです。
いわゆる客観的立場となる人間からの意見を聞くことができ、それによって自分では想像できなかった解決策を提案してくれる可能性があります。
ただしこの場合、相談相手となる友人は女性を叱ってくれる性格であることが条件です。
女性をしかれない友人に相談すると共感されてしまうため、むしろ「依存しても良いんだ」と思うになり、余計ドロ沼化してしまいます。
不倫相手の行動に着目する
ドロ沼不倫の男女関係の依存から抜け出す手っ取り早い方法は、「相手の男性を嫌いになること」です。
そこで効果的なのが、不倫相手の言葉ではなく行動に着目してください。
というのも、不倫する男性は女性を本気で愛していない可能性が高いため、いくら言葉で愛情を伝えても行動が伴ってこないのです。
言葉ではなく行動に着目することで、
- 「愛してる」と何度も言ってくれる割には、男性の方から会いに来てくれない
- 会うたびにセックスを要求してくる
- 「いつでも電話して良いよ」と言ってくれたのに、全然電話に出ない
など、愛情が疑わしい行動がいくらでも見つかるはずです。
ストレートに表現するなら、男性の化けの皮がはがれます。
不倫相手の男性に依存した先に幸せな未来はない
ドロ沼の不倫の男女関係に幸せな未来はなく、依存しているとなれば尚更です。
確かに不倫の男女関係には魅力的な要素があるかもしれませんが、結局のところ幸せな未来がなければ関係を維持する意味がなく、依存から抜け出すことを真剣に考えてみてください。
未来のない場所……それもドロ沼の未来しかない場所に留まるのは、例えるなら倒産が確定している会社で働いているのと同じです。
そう考えれば、不倫相手の男性に依存した現状に危機感が持てるのではないでしょうか。