本来出会うはずのない既婚者同士でも、現代では方法さえ知っていれば簡単に出会えるようになりました。
こうした「既婚者出会い」は、非常に魅力的に感じる一方で、浮気のリスクが高い行為であることを忘れてはいけません。不倫の代償は、家庭や社会的立場に大きな影響を及ぼす可能性があり、覚悟がないまま行動するのは危険です。
浮気のリスクや不倫の代償をしっかりと理解し、それを受け入れる覚悟がなければ、不倫を始めるべきではありません。この覚悟ができてこそ、適切に行動し、後悔のない選択ができるでしょう。
この記事では、既婚者同士が出会う具体的な方法と、それに伴うリスクについて詳しく解説します。冷静に判断するための参考にしてください。
既婚者同士は既婚者マッチングアプリで出会える
令和ではマッチングアプリを使えば自宅にいながら出会いを探せるため、職場に同性しかいないなど、リアルで出会いのない男女でも簡単に出会えます。
このような出会いは独身男女による恋活や婚活目的が主ですが、既婚者同士で出会える既婚者マッチングアプリも存在します。
SNSの反応からわかるとおり、あまり知られていない知る人ぞ知る禁断のアプリです。
独身男女向けのマッチングアプリとの違い
既婚者マッチングアプリの出会い方は一般のマッチングアプリと同様、「『いいね』を送り合ってマッチング→メッセージのやり取り」の流れとなっています。
もちろん細かな仕様は各アプリによって異なりますが、既婚者マッチングアプリは独身男女向けのマッチングアプリと比べて以下の違いがあります。
既婚者しか登録できない
既婚者マッチングアプリは、文字通り既婚者専用のツールとなっています。
独身男女向けのマッチングアプリの中には、利用規約を確認すると既婚者の登録を暗黙的に認めているものも存在しますが、既婚者専用のアプリはその点で明確に異なります。
既婚者専用アプリでは、「既婚男性が独身女性と出会う」や「既婚女性が独身男性と出会う」といったパターンは不可能で、出会いの形は「既婚者同士」に限定されます。
このような制限が設けられているため、既婚者専用アプリの会員数は、独身男女向けのマッチングアプリと比較すると大幅に少ないのが特徴です。既婚者同士の出会いを求める方に特化したサービスである反面、利用可能な相手の数が限られる点には注意が必要です。
既婚者出会いを前提としたプロフィール項目が用意されている
既婚者マッチングアプリでは、既婚者出会いを前提としたプロフィールが用意されています。
このように妻や夫との仲に関する項目、さらにはセックスやオナニーの頻度に関する項目もあり、会う頻度や連絡の頻度について設定する項目もあります。
有料会員の料金が高めに設定されている
既婚者出会いができる既婚者マッチングアプリは、有料会員の料金が高めに設定されており、一例として紹介すると次のようになっています。
- 赤枠=既婚者マッチングアプリ
- 青枠=独身男女向けのマッチングアプリ
となっていて、金額差を見ると一目瞭然です。
既婚者出会いがバレないための対策がなされている
既婚者マッチングアプリは、既婚者出会いがバレないための対策がなされています。
例えばクレジットカードで料金を支払った場合、「利用明細にサービス名が記載されない」といった対策がなされており、その他にも次のような対策が取り入れられています。
- プロフィールの顔写真にぼかし処理が施される
- インストール不要でスマホにアイコンが表示されない
- 既婚者マッチングアプリからの通知をオフに設定できる
もっとも、具体的な対策は各アプリで異なるため、あくまでこれらは一例となります。
既婚者出会いによる浮気のリスク
既婚者マッチングアプリを使えば不倫願望をかなえるのは難しくなく、既婚者同士による既婚者出会いが可能です。
既婚者マッチングアプリを使う男女は、「妻や夫にバレなければ良い」と思っているかもしれませんが、既婚者出会いをする以上は不倫の代償へとつながる浮気のリスクが発生します。
既婚者出会いが発覚するリスク
既婚者出会いにおける最大のリスクは、既婚者出会いが発覚する可能性があることです。
確かに既婚者マッチングアプリは不倫がバレないための対策がなされていますが、「絶対バレない」とは断言できず、実際にアプリの利用規約にも次のように記載されています。
要するに「不倫願望をかなえるかどうかは自己責任」だということ。
浮気のリスクや不倫の代償について運営は一切責任を負わず、仮に既婚者出会いが発覚してしまえば、不倫の代償として離婚に加えて多額の慰謝料を請求される事態が発生します。
既婚者同士の不倫となると尚更で、たとえ自分の妻が許してくれても相手の夫が許してくれず、その場合も慰謝料を請求されますし、事件に発展する可能性もゼロではありません。
性病に感染するリスク
既婚者出会いで不倫願望をかなえてセックスする場合、性病に感染するリスクが発生します。
当然ながら性病は不特定多数の相手とセックスするほど感染のリスクが高まるため、既婚者出会いで妻や夫以外とセックスする時点でそのリスクが発生します。
「1人くらい大丈夫」と思うかもしれませんが、相手が関係している以上、その1人が致命傷となる可能性があることを無視してはいけません。
これは既婚者マッチングアプリに登録している女性会員の自己紹介ですが、この女性は過去に夫以外の男性とセックスした経験があるようです。
「1人くらい」と思ってセックスした女性が夫以外に10人の男性とセックスしていれば、性病に感染するリスクはさらに高くなってしまうでしょう。
相手が本気になってしまうリスク
既婚者出会いで不倫願望をかなえたい人は出会った相手に対して、
- セカンドパートナー
- 婚外恋愛
- セフレ
このような関係はそれぞれ異なる形を持っていますが、「本命ではない」という点で共通しており、あくまで妻や夫が最優先という前提があります。
しかし、関係が深まるにつれ、相手が「割り切りの関係」に不満を感じ、本気になってしまう可能性があります。その場合、「現在の関係を奥さんにバラす」といった脅迫を受けるリスクもあり、浮気のリスクが高まります。こうした状況を、妻にバレずに解決するのは非常に難しいものです。
このリスクは男性だけでなく女性にも存在します。出会った男性が本気になってしまえば、同様の問題が発生し、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があります。不倫の代償を理解し、慎重に行動することが求められます。
ネットに晒されるリスク
既婚者出会いによる浮気のリスクとしてとくに女性側が多いのが、ネットに晒されるリスクです。
不倫願望のある既婚女性が素敵な男性と出会ってセックスする……ここまでは女性にとって理想どおりの展開ですが、男性の目的は全く別かもしれません。
SNSの投稿を見ると一目瞭然ですが、男性の中には「人妻」というだけの理由でセックスしたい人もいて、このような男性と関係を持ってしまえば、浮気のリスクが一気に高まります。
それは「ネットに晒されるリスク」です。
この男性のように体験談だけならともかく、ハメ撮りなどセックスの一部始終を晒されてしまえば、不倫の代償として破滅に等しい被害を受けます。
トラブルが発生した時に誰にも相談できない
ここまで解説した既婚者出会いによる浮気のリスクの中には、不倫の代償どころか一部において犯罪行為が含まれています。
ハメ撮りなど他人の裸をネットに晒すのは犯罪ですし、脅迫も犯罪行為です。
この場合自分は被害者であり、本来なら警察に相談すべき案件なのですが、不倫行為によって起こった問題である以上は気軽に相談できないのが事実です。
というのも、晒しや脅迫による被害を訴えれば当然不倫も発覚するわけで、そう考えるとトラブルが発生した時に誰にも相談できないことも、浮気のリスクや不倫の代償といえるでしょう。
女性が妊娠するリスク
不倫してセックスするということは、その時点で女性に妊娠するリスクが発生するということです。
避妊の基本であるコンドームを装着しても100%の避妊率には届かず、
- コンドームが破れて精液が漏れる
- 装着前のガマン汁にも精液が含まれている
- コンドームが劣化している
といった問題が起これば避妊率はさらに下がってしまいます。
仮に手や口だけの行為で済ませば妊娠のリスクは完全に回避できますが、不倫関係の男女が挿入せずに済ませるというのは非現実的です。
既婚者出会いの不倫が発覚する原因
そもそも、「既婚者出会い」を通じた不倫は、どのような原因で発覚してしまうのでしょうか。
不倫願望を持つ人は、浮気のリスクや不倫の代償を十分に理解した上で、「絶対にバレない」と確信して行動しているはずです。しかし、それでも不倫が発覚してしまうケースは少なくありません。
この記事では、既婚者出会いによる不倫が発覚する主な原因について解説します。これを知ることで、リスクを最小限に抑えるためのヒントを得られるでしょう。
スマホを見られる
他人のスマホを見るのはたとえ家族でも許されない行為ですが、あまりにも怪しい要素が多すぎる場合、妻や夫にスマホを見られてしまう可能性があります。
そうなると完全にアウトで、
- 不倫相手とのメッセージのやり取り
- マッチングアプリをインストールしたアイコン
- 既婚者マッチングアプリにアクセスした履歴
- 不倫相手と撮影した画像
など、不倫願望を満たしていることを確信させる証拠がズラリと出てきます。
マッチングアプリを使っているのがバレる
既婚者マッチングアプリ、独身男女向けのマッチングアプリ、どちらにおいても使用がバレてしまうケースがあります。
最も起こりやすい発覚の原因は、スマホの通知です。多くのマッチングアプリでは、「いいね」やメッセージが届くとスマホに通知が表示される仕組みになっています。
通知は設定でオフにすることができますが、「いいね」やメッセージが届くと嬉しく、つい妻や夫がいない環境ではオンにしてしまう人も少なくありません。しかし、その後通知をオフに戻し忘れると、いずれ妻や夫の目の前で通知が届き、それがきっかけでマッチングアプリの利用がバレてしまうことがあります。
このように、通知の扱いを誤ることが、不倫願望を抱く人にとって浮気のリスクを高める要因の一つです。通知設定を慎重に管理することが、不倫の代償を避けるための基本的な対策といえます。
知人や友人からの報告
知人や友人からの報告でバレてしまうケースもあります。
知人や友人は常に自分の味方とは限らず、自分が非常識な行動をした場合はそれを批判されることがあり、不倫願望や不倫行為もそのひとつとなります。
例えば既婚男性が人妻とセックスしたことを知人や友人に話した場合、その知人や友人の反応は性格や性別によって次のようになるのです。
- 男性の知人や友人に話した場合:同じ男として最低なヤツ
- 女性の知人や友人に話した場合:女を性欲処理として扱って最低なヤツ
いずれにしても自分の印象は最悪となり、嫌われてしまうのはもちろん、あまりに酷いと思われた場合は妻や夫に報告されてしまう可能性もあります。
不倫相手との間でトラブルが発生する
不倫相手との間でトラブルが発生した場合、自分ひとりで解決できれば問題ないでしょう。
しかし、次のようなトラブルならどうでしょうか。
- 不倫相手の配偶者から慰謝料を請求される
- 「妻や夫に不倫をバラす」と脅迫される
- 相手が本気になってストーカーになる危険性がある
このような場合は妻や夫に相談が必要で、それどころか警察や弁護士に相談が必要なケースもあります。
いずれにしても相談した時点でバレてしまい、不倫の代償を支払うことになるのです。
状況証拠や痕跡が見つかる
状況証拠や痕跡が見つかったことが原因で不倫がバレてしまうケースもあります。
これは男性or女性、さらにはライフスタイルや環境によって状況証拠や痕跡の種類が異なりますが、一般的なパターンをズラリと挙げると、
- 車の助手席に妻ではない女性の髪の毛が落ちていた
- 車の助手席のシートが動かされ、誰かが乗っていた痕跡が残っていた
- 車の走行メーターやカーナビの履歴が不自然
- 財布にホテルの割引券が入っていた
- セックスしていないのに、寝室のゴミ箱に精液を拭いたティッシュが捨ててあった
- クレジットカードの明細にマッチングアプリの使用を匂わせる記載があった
などが考えられます。
状況証拠だけでは根拠に乏しいのは犯罪を立証する場合においての話であり、不倫の可能性においては「ほぼ確実にクロ」と判断されてしまうでしょう。
既婚者出会いの不倫願望を絶対バレずにかなえるのは不可能!
既婚者出会いによる不倫が発覚する原因を知れば、同時にその対処法も見えてきます。これによって「バレずに既婚者出会いの不倫ができる」と思うかもしれませんが、実際には完全にリスクを排除することは不可能です。不倫を選ぶ以上、不倫の代償を支払うリスクは消えません。
例えば、スマホに指紋認証や顔認証といったロックを設定すれば、「スマホを見られる」という事態を回避できます。しかし、ロックをかけること自体が配偶者に疑念を抱かせる原因になることもあります。
さらに、マッチングアプリの通知をオフにしても、万が一スマホを見られてしまえば一瞬でアウトです。既婚者出会いを求めるのであれば、浮気のリスクが常に付きまとうことを肝に銘じておく必要があります。
リスクを完全に避けることはできませんが、それを理解した上で慎重に行動することが、不倫願望を持つ人に求められる覚悟といえます。