出会いの機会は若い男女ほど多いため、「50代からの恋愛は難しい?」と不安を感じる方もいるかもしれません。特に60代で恋人が欲しいと考える男性の中には、熟年出会いの難しさに悲観的になる方もいるでしょう。
しかし、マッチングアプリを活用すればその不安を解消し、「60代で恋人が欲しい」という願いを実現することも可能です。最近では、シニア世代向けのサービスも増え、安心して熟年出会いを楽しめる環境が整っています。
ただし、シニア婚活詐欺に注意する必要があります。中には、60代で恋人が欲しいと真剣に考える人の気持ちにつけこみ、悪質な手口で金銭を騙し取るケースも報告されています。
不安なく安全に熟年出会いを楽しむために、ここでは熟年出会いの注意点を解説します。
マッチングアプリを利用した熟年出会いに必要な安全対策
マッチングアプリを利用した熟年出会いでは、シニア婚活詐欺に注意し、安全対策を徹底することが大切です。
「50代からの恋愛は難しい」と感じている男性は、貴重な出会いを逃したくない思いから、急いで会おうとしてしまうことがあります。
しかし、60代で恋人が欲しいなら、焦りは禁物です。慎重に相手を見極め、熟年出会いの注意点を理解した上で、安全を確認してから会うようにしましょう。
熟年出会いで女性と安全に出会うためのチェックリスト
マッチングアプリで女性と知り合った際は、女性の特徴として以下のポイントをチェックしてください。
- プロフィールの顔写真が極端な美人
- アダルト要素を感じさせるメッセージを送ってくる
- 他のサイトやアプリに誘導してくる
- 会う場所を女性が指定する
- 女性のプロフィールに空欄が目立つ
- お金を要求するメッセージを送ってくる
- 会う前の段階で女性が好意を示してくる
- 女性がすぐに会おうとしてくる
これらは女性の危険度を示す要素で、女性の特徴としてどれかひとつでもチェックが入る場合は、会うべきではありません。
もしチェックが入っているのに「彼女はそんな人じゃない!」と思うようなら、男性は既に女性の術中にハマッてしまっている状態です。
プロフィールの顔写真が極端な美人or性的な画像
そもそもそこまでの美人女性なら、マッチングアプリを利用しなくてもリアルでモテるはずですよね。
さらにいえば美人に加えて顔写真が高画質だとなお怪しく、完全な「サクラ」「業者」と判断できます。
性的な画像を設定している女性も同様で、よく考えれば真剣に恋人を探す女性が堂々と性的な画像を設定していること自体が不自然です。
アダルト要素を感じさせるメッセージを送ってくる
アダルト要素を感じさせるメッセージを送ってくる女性も相手にしてはならず、
- 会ってセックスしたことをネタに脅迫される
- 会った時にぼったくりバーへ誘導される
といった被害に遭う危険性が高い相手です。
これも冷静に考えてみると不自然で、会ったことない見ず知らずの男性にアダルト要素を感じさせるメッセージを送るのは、恋人を探す女性の行動として矛盾しています。
他サイトやアプリに誘導してくる
マッチングアプリの熟年出会いでは、シニア婚活詐欺に注意するだけでなく業者にも注意する必要があり、他サイトやアプリに誘導してくるのは業者の特徴です。
業者の目的は出会い系サイトなどに誘導することで、「ここよりも(URL)で話さない?」といった形で、URLを含めたメッセージを送ってきます。
マッチングアプリにはメッセージ機能が搭載されており、わざわざ他のサイトやアプリに誘導するのは不自然なため、業者を見分けるのは難しくありません。
会う場所を女性が指定する
会う場所を女性が指定するのは、ぼったくりバーへの誘導やデート商法を目的としている可能性が高く、好意があることを利用して高額なお金を要求されます。
SNSの投稿でも、「待ち合わせ場所に行く→女性が待っている→高額商品を買わされる」の流れで被害に遭った報告が見られます。
会う場所を女性がスムーズに指定するのは、それだけ女性が男性と会うことに慣れている証拠であり、「日常的に男性と会っている=悪質ビジネス目的」と判断できますね。
女性のプロフィールに空欄が目立つ
「50代からの恋愛は難しい」と感じている中高年男性は、出会いのチャンスを増やそうと焦り、プロフィールが空欄の女性にも「いいね」を送りやすくなります。
しかし、熟年出会いでは相手の真剣度を見極めることが大切です。プロフィールが未記入の女性が必ずしも悪質会員とは限りませんが、本気で出会いを求めているとは言い切れません。
既婚女性が身バレ対策としてプロフィールを未設定にしている可能性もあり、シニア婚活詐欺に注意しながら慎重に対応する必要があります。
お金を要求するメッセージを送ってくる
シニア婚活詐欺に注意する時に最も警戒すべき相手といえるのが、お金を要求するメッセージを送ってくる女性ですね。
いわゆるロマンス詐欺・結婚詐欺の類であり、熟年出会いに対して「50代からの恋愛は難しい」と不安を感じている男性心理を利用して、言葉巧みにお金を要求してきます。
- 「2人の将来のために投資したい」
- 「借金があるからあなたと結婚したいけどできない」
大抵の場合はストレートにお金を要求するのではなく、このように好意を匂わせてくるのが特徴です。
会う前の段階で好意を伝えてくる
会う前の段階で好意を伝えてくる女性には、シニア婚活詐欺に注意が必要です。
熟年出会いでは、相手をよく知ってから交際に進むのが一般的であり、一度も会ったことのない相手を好きになるのは不自然です。
このような女性と交際すると、結婚をほのめかしながら金銭を要求するロマンス詐欺の可能性があります。熟年出会いの注意点として、こうした手口を理解し、冷静に判断することが大切です。
すぐに会おうとしてくる
熟年出会いの注意点として、すぐに会おうとしてくる女性にも警戒すべきです。
マッチングアプリの熟年出会いでは、「とりあえず会ってみないとわからない」と考える女性もいるため、「すぐ会おうとしてくる女性=詐欺」とは限りません。
しかし、すぐ会おうとしてくるのはシニア婚活詐欺の特徴と同じであることも事実であり、熟年出会いの注意点に含めておいた方が良いでしょう。
熟年出会いに限らず、SNSでもすぐ会おうとしてくる相手に対して警戒を示す投稿が見られます、
熟年出会いでトラブルを避けるための対策
シニア婚活詐欺に注意するなど、熟年出会いの注意点を知ると、マッチングアプリの利用に不安を感じるかもしれません。
しかし、リスクを理解することで、トラブルを回避するための対策も見えてきます。
60代で恋人が欲しい男性は、安全に出会いを楽しむために、ここで紹介する対策を実践し、慎重にマッチングアプリを活用しましょう。
対策1 女性と会うまで連絡先交換しない
女性と会うまで連絡先を交換しなければ、ロマンス詐欺などの被害をある程度回避できます。
アプリ内のメッセージは運営が監視しているため、シニア婚活詐欺に注意している詐欺師は、証拠が残ることを警戒します。そのため、アプリ内では直接的な金銭要求などの軽率なメッセージを送りにくくなります。
熟年出会いの注意点として、詐欺を見破ることは重要ですが、それ以上に詐欺師が手口を実行できない環境を作ることが大切です。60代で恋人が欲しい男性は、リスクを減らすためにもアプリ内で慎重にやり取りを進めましょう。
対策2 顔写真あり&プロフィール項目が全て埋まっている女性に限定する
「50代からの恋愛は難しい」と感じている男性は、少しでも出会いのチャンスを増やそうと、マッチングアプリで手当たり次第に「いいね」を送りたくなるかもしれません。
確かに多くの相手にアプローチすることはマッチング率を上げる方法の一つですが、熟年出会いの注意点として、顔写真のない女性やプロフィールが未記入の女性には注意が必要です。
特に、シニア婚活詐欺に注意するためにも、相手の情報が不足している場合は慎重に判断し、安全な出会いを優先することが大切です。
対策3 女性にお金を一切支払わない
女性が何を言おうと一切お金を支払わない態度を徹底すれば、ロマンス詐欺は100%回避できます。
拒否し続ければ女性も勝ち目がないことを悟り、さっさと去ってターゲットを別の男性へと切り替えるはずです。
一度でも支払ってしまうと女性に「この人はお金を支払う」と判断され、60代で恋人が欲しい男性の気持ちを利用して何度も要求してきます。
対策4 会う時の待ち合わせ場所や行き先は自分が決める
会う時の待ち合わせ場所や行き先は、自分が決めるようにしてください。
例えばお客の多い人気のカフェで会うように決めれば、さすがに大勢の人がいる前でデート商法しようとする女性はいないでしょう。
お酒を飲むにしてもチェーン店やお客の多い居酒屋に行けば確実に安全で、女性はぼったくりバーに誘えなくなるのです。
対策5 20代や30代の女性は相手にしない
20代や30代の女性を相手にしないだけで、シニア婚活詐欺などのトラブルを大幅に回避できます。
60代で恋人が欲しい男性にとっては少し厳しい話かもしれませんが、年齢的に考えて、20代や30代の女性が好意を持つ可能性は極めて低いでしょう。
そのため、もし20代や30代の女性が積極的にアプローチしてくる場合、裏がある可能性を疑う必要があります。
マッチングアプリを活用すれば、「50代からの恋愛は難しい?」の答えはノーになりますが、それは現実的な相手を対象とした場合に限られます。
マッチングアプリのトラブル事例と対処法
ここではマッチングアプリにおける事件となったトラブル事例を紹介して、その上で対処法を解説します。
トラブル事例1
出典:https://nordot.app/1259081643301421871?c=39546741839462401
トラブル事例2
出典:https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202502/0018611360.shtml
どちらの事例も詐欺トラブルで、いわゆるロマンス詐欺と呼ばれるものです。
一方は「将来」、もう一方は「配当」を理由に投資を持ちかけたもので、投資の内容は異なるものの、以下の共通点があります。
- 男性の心が動いたタイミングで投資を持ちかけている
- お金を複数回送金させている
これらの共通点から対処法を考えてみます。
対処法1 メッセージのやり取りだけで女性を判断しない
シニア婚活詐欺に注意するためには、メッセージのやり取りだけで相手を信用しないことが重要です。
トラブル事例2では「やり取りするうちに親近感を抱いた」とあり、メッセージのやり取りの段階で男性が女性に好意を持ったことがわかります。トラブル事例1にも「知り合って親近感を抱いた」と記載されており、同じようにメッセージのやり取りだけで気持ちが高まった可能性があります。
どちらも、相手を好きになるタイミングとしては軽率です。メッセージでは何とでも言えてしまうため、熟年出会いの注意点として、文字だけのやり取りで判断しないことが大切です。
実際に何度か会い、その中で相手の言動を観察することで、女性の本当の人間性を見極めやすくなります。60代で恋人が欲しい男性は、焦らず慎重に関係を築いていきましょう。
対処法2 客観的な視点で判断する
被害総額が500万円や1,000万円と高額でも、複数回に分けて送金されていることから、一度の要求は比較的少額である可能性があります。
そのため、「絶対に大金を支払わない」だけではシニア婚活詐欺に注意する対策として不十分です。たとえ少額であっても、投資話には一切応じない姿勢を持つことが大切です。
しかし、60代で恋人が欲しい男性が女性を好きになると、冷静さを失ってしまうこともあります。そこで有効なのが、女性の行動を客観的に判断することです。
例えば、「高額配当を謳って投資を持ちかける」という行動を恋愛感情抜きで考えれば、不自然だと気づけます。本当に儲かる投資なら、マッチングアプリで知り合った男性に持ちかけるのは不自然ですよね。
また、仮に女性が男性を本気で好きだったとしても、結婚すれば財産は共有されます。そのため、男性のためを思うなら、自分で投資するのが自然なはずです。熟年出会いの注意点として、こうした視点を持つことが詐欺を防ぐポイントになります。
熟年出会いを探す中高年男性は詐欺のターゲットになりやすい
熟年出会いを探す中高年男性はとくに詐欺のターゲットになりやすく、
- 年齢的に恋活や婚活に焦っているので、女性の要求に応じやすい
- 経済力があるので、若い男性よりもお金を持っている
といった要素につけこまれやすいのです。
これはマッチングアプリに限らず、婚活パーティーなどすべての熟年出会いに共通する注意点です。
特に、メッセージのやり取りや初対面の段階では、相手をすぐに信用せず、冷静に判断することが大切です。シニア婚活詐欺に注意しながら慎重に対応し、安全な出会いを心がけましょう。